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返せない借金はなんとかなる!という考えは危険!借金返済できないなら借金減額など検討して

2024.04.25
返せない借金はなんとかなる!という考えは危険!借金返済できないなら借金減額など検討して

借金をしていても危機感がなく、「借金はいつか返せばいいから大丈夫だろう‥」「借金返済がきつい場合は、とこから別のところで借金をすればいいから何とかなるだろう‥」「借金◯万円くらい余裕でしょ」と考えて返済を放置している人はいませんか?

借金のことを考える生活は辛いですし、めんどくさいし嫌ですよね。困っても放置すればなんとかなるかなと思う方もいるかもしれません。

しかし、「借金はなんとかなる」その考えはとても危ない考え方で大変甘い考え方です。

借金返済できない状態を放置している間にも、借金はどんどん膨れ上がり、気づけば返済しきれないようなとんでもない借入額になってしまうかもしれません。

今の現状をすぐに確認し、借金地獄に陥らないために甘い考え方を捨てて借金返済に真剣に向き合うべきです。

「借金していても何とかなるだろう‥」という考え方が甘い理由や、借金のデメリットと借金を早く返済するためのコツ、滞納しそうであったり既に滞納している場合などは実際にどうすればいいか解説していきます。

借金をしている人は、返済に困ったらすぐに具体的な行動に移すことが必須です!先延ばしや放置は絶対にやめましょう。

【本記事の内容】
  • 借金があっても何とかなるという考え方は危険
  • 借金は放置をすればするほど返済が大変になる
  • 借金を返済するには現状把握と、それに対してすぐ行動を起こすことが大事

借金は何とかなるという考え方は甘い!大丈夫と思ってしまう理由とその考えが危険なわけ

なぜ多額の借金を抱えている人は、借金に対して「何とかなる」「大したことない」「まだまだ大丈夫」と甘い考え方をしてしまうのでしょうか。

借金をすることに慣れてしまっているから

初めてお金を借りるにはハードルが高いと思いますが、2回目以降にお金を借りるのはハードルが下がります。

これはみなさんも直感的にわかると思います。始めは入りづらそうなお店でも一回入店してしまうと、2回目のは気軽に入店できますよね。

それと同じようにお金を一度でも借りてしまうと、「借金をすること」自体に抵抗がなくなり次々と借金をするようになってしまいます。

昨今、カードローンなどは手軽に利用できるようになってきているため、さらにこれが加速してしまうのです。

借金を新しい借金で返せば良いと思ってしまうから

借金をすることに慣れてしまうとさらに借金をしてしまう…そうなると借金を新しい借金で返すようになってしまいます。

自分で働いたり節約してお金を返済するより、「お金を借りる」という行為の方がはるかに簡単に手軽に借金を返済できるので、ついついやってしまいがちになり借金癖がついてしまうのです。

実際には借金を返せているのではなく、逆に借金が増えているので一時的な逃げにしかならないのです。

現状を深く考えていないから

はじめは借金がある状態に慣れていなく、どうしたらいいのか真剣に考えると思います。

しかし長く借金をしていると、「借金がある状態」に慣れてしまい、それが当たり前の状態となり借金に関して真剣に考えることをやめてしまいます。

考えることをやめてしまうと、借金のこと自体を忘れて散財してしまったり、節約することをやめてしまったりと返済に回すお金が残せなくなります。

借金をしている現状、そして実際の返済状況をしっかりと理解していないと、借金はいつまでたっても完済することはできません。

借金についてよく理解していないから

借金をするには様々な条件があります。返済には利息分も払わないといけなくなり、さらに場合によっては遅延損害金がかかることもあります。

借金の返済が長くなればなるほど、返済額も利息分も大きくなってしまい、借金完済がどんどん遠のいていってしまうのです。

そういった借金のしくみをよく理解していないと、借金をしていることに何ら抵抗がなくなってしまう、借金をしていても特に問題ないと思ってしまい、早く返さないとと思わなくなってしまいがちです。

借金のデメリットも理解していないと、借金をしても何ら問題ない、大丈夫だろうと思い込んでしまいます。

借金をするデメリットを今一度確認しておこう!

借金をするデメリットを把握していないとお金をかりることに抵抗がなくなり、軽い気持ちで借金をしてしまいます。しかし借金にはお金を得られるメリットがある代わりに、様々なデメリットがあります。

借金が膨らみ「借金まみれ」「借金地獄」となってしまい、借金のせいで日々の生活に支障が出てしまう、借金取りに追われてしまう毎日になっている人などの話を聞いたこともあるでしょう。それは一体なんでなのか。

借金をしていると具体的にどんなデメリットがあるのか解説していきたいと思います。

借りたお金プラス「利息」を払わなければならない

借金の返済では、借りた額だけ返せば良いものではありません。

借金の返済は元金(実際に借りた額)にプラスして利息を支払わなければなりません。

利息=お金を借りた対価として賃金業者等に支払うお金のことです。

簡単にいうと、100万円を115万で後払いで買うようなイメージです。本来だったら発生しない費用なのでお金を借りないことに越したことはありません。

賃金業者によって利息も変わってくるので、どこでお金を借りるかも大変重要です。

「利息」は支払い期間が長くなればなるほど高額になる!

借金の返済時には利息も支払わなければなりません。では、実際に利息はどれくらいなのか。

利息は法律によって上限が決められています。利息上限は借入する金額によって変わってきます。

借入額に対する金利の上限は以下の通りです。

  • 10万円未満:上限年20パーセント
  • 10万円以上~100万円未満: 上限年18パーセント
  • 100万円以上:上限年15パーセント

年間100万円を年利15パーセントで借入していた場合、利息だけで15万円も払わなければなりません。15万円ってかなりの額ですよね。

一年で返済が完了すれば15万円ですみますが、完済までの期間が長ければ長いほど支払う利息は高額になっていきます。

期日にお金を返すことができないと、遅延損害金が発生する

借金はコツコツと返済を続けなければなりません。

しかし予定のなかった急な出費があった月や借金のことを忘れ散財してしまった月等で、月々の支払い日にお金を用意できずに予定額の返済ができなかった場合、ペナルティで「遅延損害金」を払わなければなりません。

遅延損害金は一体いくらなのかは損害遅延金利率というものを使って計算することができます。損害遅延金利率は消費者金融では上限20パーセントとなっています。

計算方法は以下の計算式で求めることができます。

遅延損害金=返済が遅れている額×損害遅延金利率÷365×返済が遅れている日数

損害遅延金は毎日増えていきます。後でまとめて返済すればいいやと甘く考えていると、毎日借金が膨れ上がっていきます。

催促の電話や連絡がくることもある

借金の返済を忘れていたり、毎月の支払いにお金が間に合わないと催促の電話や催促状が届くこともあります。

催促の連絡がくると精神的にも追い詰められて、借金のことばかり考えるようになり日々の生活が楽しめなくなります。

借金をしていることはできるだけ他の人に知られたくないですよね。

しかし催促の連絡が届くことによって、同居している人や周囲の人に借金をしていることがバレることがあります。

借金を早く返すための具体的な方法とは?

借金をすることのデメリットを理解したところで、実際にどうしたら借金を早く返すにはどうしたらいいのか。具体的な方法について解説していきます。

借金の総額を把握し、月々の返済額を決める

まずは自分がいくらの借金をしていて、どれくらいの利率で借りているのかを把握しましょう。

複数の借入先からお金を借りていた場合、どの業者にいくらの借金をどれくらいの利率で借りているのか、いつが借金返済期日なのかなど細かいところまで把握してください。

自分にはいくらの借金があるか細かく把握したところで、月々の可能な返済額を決めましょう。そして自分が決めた返済額を必ず守り、返済を続けましょう。

無理に返済額を高く設定してしまうと、日々の生活が苦しくなりいつか守れなくなってしまうので、必ず無理のない返済額を設定しておきましょう。

月々の生活を見直し、支出を減らす

今の自分の生活を見直し、無駄な出費があればなくすなど支出を減らし余ったお金は返済にまわしましょう。

借金をしないと暮らしていけないような生活は、必ずどこかに無駄な出費があるはずです。

おすすめなのが携帯代や保険代等の固定費の見直しです。一回見直せば毎月の返済額が減らせられるので、ぜひ見直してみてください。

パチンコや競馬等のギャンブルや、ショッピングなどで日々散財している人はいますぐにやめましょう。

もしどうしてもやめられないのであれば、ギャンブル依存症や買い物依存症の可能性があるため、医師に相談してみてください。

金利の高い借金から優先的に返済する

金利の高い借金から優先的に返済することで、利息の負担を減らすことができます。

複数の借入先から借りている場合は、金利の高い借入先から返済していくようにしましょう。

おまとめローンや債務整理を利用する

おまとめローンや債務整理を利用するのも一つの方法です。

おまとめローンは、複数の借金を一つにまとめたローンです。金利が低いローンを利用することで、利息の負担を減らすことができます。

債務整理は、借金の返済を免除してもらう制度です。借金の額や状況によっては、債務整理を利用することで、借金を大幅に減らすことができます。

いずれの場合も、専門家に相談して、自分に合った方法を選択するようにしましょう。

借金は何とかなるという安易な考えは危険!すぐに借金問題解決のための行動を取ろう

今回は借金はなんとかなるという考え方が甘い理由と、借金のデメリットを解説してきました。その上で借金を早く返済をするための基本的なコツを解説しました。

借金を返済するためには現状把握がとても大切です。借金をしていても何とかなると思って放置しているといずれ大変なことになります。

【借金があっても何とかなるという考え方は甘い!理由は?】
  • 借金をすることに慣れてしまっているから
  • 借金を新しい借金で返せば良いと思ってしまうから
  • 現状を深く考えていないから
  • 借金の制度をよく理解していないから
【借金をすること自体のデメリット】
  • 利息を払わなければならない
  • 利息が高い
  • 遅延損害料金がある
  • 催促の連絡がくることもある
【実際に借金を早く返す方法】
  • 借金の総額を把握し、月々の返済額を決める
  • 月々の生活を見直し、支出を減らす
  • 利率の低いローンに借り換えをしたり、余裕のあるときに繰り上げ返済をする
  • 借金を減らす(これから説明していきます)

当たり前なことばかりですが、コツコツ積み重ねればいつか返済しきることができます。今日から行動し一刻も早く借金を返済していきましょう。

それでも借金がどうにもならない…となった場合は、一刻も早く専門家に借金相談をしたり、借金を減らすことに目を向けましょう!じーっとしていても、何も解決しないばかりか、状況はどんどん悪化するばかりです。

借金を減らす?それどういう意味と思った方もいらっしゃいますよね。何か危険な方法ではないの?特殊詐欺や犯罪行為では?怪しいと思いますよね。

でも、大丈夫、安心してください!「債務整理」という法的な借金救済措置で、借金減額ができたりゼロにすることができるのです。弁護士や司法書士の取扱領域なので安心して行える国が認めた借金救済制度です。

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産といった手続きがある

国が認めた借金救済制度である「債務整理」には主に下記のような手続きがあります。

それぞれの手続には条件がありますし、自分の借金自体に合わない手続きもあったり、家族や将来に影響がある手続きもあるため、弁護士や司法書士に相談して進めることがおすすめです。
  • 任意整理:利息をカットし、月々の返済額を減らす
  • 個人再生:元本を含めた借入額自体を減額し、月々の返済額を減らす
  • 自己破産:免責が認められれば、借金全ての返済義務がなしになる
  • 特定調停:債務者が返済条件を軽減することなどを申し立て、簡易裁判所が債務者と債権者との話し合いを仲介してくれる

法的な方法で借金が減ったりゼロになる、また専門家に依頼すれば取り立てもすぐにストップする(特定調停は除く)ため、借金のことばかり考える憂鬱な毎日からは抜け出すことができます。

また、過払い金返還請求で払いすぎている利息分を取り戻すことで、今ある借金を減らすことができる可能性もあります。

弁護士事務所や司法書士事務所の「借金減額診断(借金減額シミュレーター」というツールを使えば、自分の借金を「減らす」ことができるのかを簡単に調べることができますし、いくらくらい借金を減らせるのかの目安も知ることができるので、債務整理が気になる場合は利用してみるのもおすすめです。

借金地獄から抜け出すために、債務整理を検討することも視野に入れつつ、自分の借金問題を放置せずすぐに真剣に向き合いましょう。

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